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歳とともに自分自身のファッションに無頓着になってきた。
自分が気持ちよく着れる服であれば、それでいい。
気持ちよく暮らせること、それでいい。
ビールが光に映えるグラス
何度も何度も洗ったごわごわのバスタオル
ひざが真っ白になったジーンズ
私だけには忠実に動いてくれる古いカメラ...。
それらの中に帽子がある。
たくさんある帽子の中から、いつも手に取ってしまう気に入りの帽子。
朝寝坊してもシャッキッと自分をまとめてくれ、ハードな動きにも乱れず
男性の多い職場の中で忘れがちな女らしさもソフトに演出してくれる。
歳を重ねて自分ができあがっていく過程の中に、私の帽子がある。
Ayumi(フォトグラファー)
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