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■古代エジプト
方吊紐のついたエジプト女性のチュニック・スカートの全面に亀甲形のビーズ模様がついている。
エジプトの服装は単純なもので、首からウエストあるいは足首までのチュニック風のものとロイン・クロス(loincloth)を用いました。男性の髪型は種々あって、髪飾りやかぶりものでいろいろ変化を出しました。
王朝時代に入ると、奴隷から王にいたるまで帽子の代りとも考えられるかつらを使用するようになりました。
かつらの一般的なものはボブ(bob)で、自分の毛髪をやや伸ばしたはどの小じんまりしたものでした。新王国時代になりますと、国王はかつらの上に横縞のボンネットをスカーフのようにかぶりました。
その他、各種の王冠がありましたが、これは金属の丈の高い筒型だったりヘルメット型でしねが女性のかつらはかなり装飾的で、長さ、縮み方、飾りで変化づけられ、それにリボン結びをしたり、香水をかけた円錐形の飾りをつける習慣がありました。
中王国の王妃のかつらには、巻貝のように長く両横に垂らしたものもみられます。
儀式用の付髭を着用し、下にはロイン・クロスを腰には美しいベルトと前垂の装飾をつけて、ドレーパリー(ショール風の巻衣)を着用したエジプト王。
方吊紐のついたエジプト女性のチュニック・スカートの全面に亀甲形のビーズ模様がついている。
紀元前3000年。赤い枝編み細工で、美しい羽飾りのあるエジプト国王の王冠。
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