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■ギリシャ
ギリシャ文明はローマに受継がれて西洋文明の主流となりましたが、ギリシャの建築と芸術を特徴づけた明快さは服装をも支配しています。
衣服の代表的なものはキトン(chiton)とよばれ、麻布という意味をもちます。

頭髪にはウェーブをはどこし、香油をぬって黄色や金色に染めました。若い女性は縦にロールして肩まで垂らし、じゆず玉やガラス玉、花輪、ネット、宝石入りの彫金細工などで飾りました。特に宝石は魔よけの意味からも用いられました。また、束ねられた髪が乱れないための袋のような帽子や、いろいろ刺繍されたベレーが見られます。

ようやく帽子らしいものが出はじめ、楽しみのために好みによってかぶる人も出てきました。男性の髪は細い紐や輪で縛ったり、長く一編んで頭のまわりに巻いたりしました。小さなクラウンにブリムのついた帽子ベタソスが生まれ、このベタソスは帽子の最初のものとされています。

ストローやフェルトで作られたぺタソス

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